top of page

「冬の夜空」を手元に。ムーンフェイズ時計がシンプル時計より相場が強い理由|おたからや 戸塚店

  • 執筆者の写真: おたからや戸塚店スタッフ2号
    おたからや戸塚店スタッフ2号
  • 2025年12月8日
  • 読了時間: 10分

「年末の整理で、父が昔使っていた古い腕時計が出てきた。文字盤の中に、小さな月や星が描かれた窓がある」 「シンプルな時計の方が流行りだと聞くけれど、この少し派手な月齢表示付きの時計は、売ると安いのだろうか」

時計の査定

皆様、こんにちは。戸塚駅西口から徒歩5分の買取専門店 おたからや 戸塚店です。 2025年も12月を迎え、空気が澄み渡る季節となりました。冬は一年で最も夜空が美しく見える季節です。仕事帰りの戸塚駅前で、ふと見上げた空に輝く月やオリオン座に、心を奪われる瞬間があるのではないでしょうか。

そんな冬の夜空を、小さなケースの中に閉じ込めたような腕時計があります。それが、ムーンフェイズ(月齢表示)機能を搭載した時計です。 文字盤の一部に扇形の窓があり、そこから青い夜空と金の月が顔を覗かせ、29.5日周期で満ち欠けを繰り返す。そのロマンティックな機構は、機械式時計の黄金期から現代に至るまで、多くの愛好家を魅了し続けています。

最近の時計市場では、ミニマリズムの流行によりシンプルな3針時計(時針・分針・秒針のみ)も人気ですが、買取相場という観点で見ると、実はムーンフェイズ搭載モデルの方が、同シリーズのシンプルモデルよりも圧倒的に高値で取引される傾向にあります。 なぜ、この小さな「月」があるだけで、価値が跳ね上がるのでしょうか。そこには、単なるデザイン性を超えた、時計製造の歴史と技術的な理由が存在します。

この記事では、ムーンフェイズ時計が持つ本来の価値、なぜシンプル時計より相場が強いのかという理由、そして高価買取が期待できるブランドや査定のポイントについて、プロの視点から約1万文字のボリュームを目指して徹底的に解説してまいります。


ロマンを刻む機構「ムーンフェイズ」とは何か


まずは、このムーンフェイズという機能が一体何なのか、その歴史と仕組みについておさらいしておきましょう。これを知ることで、お手元の時計が単なる道具ではなく、芸術品であることが理解できるはずです。


18世紀から続く「小さな宇宙」の歴史


ムーンフェイズの歴史は古く、18世紀の天才時計師アブラアン=ルイ・ブレゲの時代まで遡ります。当時は懐中時計に搭載されており、電気のない夜、月明かりだけが頼りだった人々にとって、月の満ち欠けを知ることは生活に直結する重要な情報でした。 やがて腕時計の時代になってもその機構は受け継がれましたが、実用性という意味ではカレンダー機能に取って代わられました。しかし、1980年代のクォーツショック(電池式時計の台頭による機械式時計の衰退)からの復興期において、機械式時計ならではの「複雑さ」と「美しさ」を象徴する機能として、ムーンフェイズは再び脚光を浴びることになります。


29.5日の周期を歯車で表現する技術


一般的なムーンフェイズは、59個の歯を持つ歯車で制御されています。月の満ち欠けの周期(朔望月)は約29.53日です。59歯の歯車を1日1歯ずつ進めることで、29.5日×2周で59日となり、およそ2ヶ月でディスクが一周するように設計されています。 文字盤の小窓からは、2つの月が描かれたディスクが回転し、扇形の切り込みによって月が満ちたり欠けたりするように見えます。 この「0.03日」の誤差を修正するために、さらに精密な歯車を組み合わせた「高精度ムーンフェイズ(アストロノミカル・ムーンフェイズ)」も存在し、こちらは122年に一度しか誤差が生じないという、驚くべき精度を誇ります。 たった数センチのケースの中で、宇宙の周期を歯車だけで再現する。その技術的な凄みこそが、ムーンフェイズの価値の源泉なのです。


なぜ「シンプル時計」より「ムーンフェイズ」の方が相場が強いのか


「シンプルな時計の方が、冠婚葬祭にも使えて需要があるのではないか?」 そう思われる方もいらっしゃいますが、中古市場における「資産価値」という面では、ムーンフェイズ搭載機に軍配が上がることが多いのです。その3つの理由を解説します。


理由1:コンプリケーション(複雑機構)としての格付け


時計の世界には「コンプリケーション(複雑機構)」という言葉があります。クロノグラフ、永久カレンダー、トゥールビヨンなどがこれに当たりますが、ムーンフェイズもその入り口となる重要な複雑機構の一つです。 時計メーカーにとって、3針のシンプル時計を作るのと、ムーンフェイズを組み込むのとでは、製造コストや技術的な難易度が全く異なります。部品点数が増え、組み立てに熟練の職人が必要となるため、定価自体が高く設定されます。 中古市場の価格は、基本的に定価をベースに形成されます。元々の作りが豪華でコストがかかっているムーンフェイズモデルは、当然ながらリセールバリューも高くなるのです。シンプルモデルが「実用品」として評価されるのに対し、ムーンフェイズは「嗜好品」「工芸品」としてプラスアルファの評価が加わります。


理由2:文字盤の「顔」としての圧倒的な存在感


腕時計は、時間を確認する道具であると同時に、腕元を飾るアクセサリーでもあります。 シンプルな時計は洗練されていますが、時として「地味」「退屈」と捉えられることもあります。一方で、ムーンフェイズは文字盤に「色」と「動き」を与えます。 多くの場合、ムーンフェイズのディスクは深いブルー(ラピスラズリのような色)で塗装され、月や星は金や銀で描かれています。この色彩のコントラストが、時計の表情を一気に華やかにし、高級感を演出します。 特にSNSなどが普及した現代において、写真映えするムーンフェイズのデザインは、若い世代のコレクターからも非常に人気が高く、需要が拡大しています。


理由3:ブランドの「上位ライン」に搭載される傾向


多くのブランドにおいて、ムーンフェイズはエントリーモデル(入門機)ではなく、上位モデルやフラッグシップモデルに搭載される傾向があります。 例えば、パテック・フィリップの「カラトラバ」や、ランゲ&ゾーネの「ランゲ1」などでも、ムーンフェイズ搭載モデルは特別な位置づけとなっています。 ケース素材にゴールドやプラチナが使われていたり、シースルーバック(裏スケルトン)から見えるムーブメントの仕上げがより美しかったりと、時計全体のグレードが高いことが多いのです。そのため、中古市場に出た際も、「良い時計」として高額査定が付きやすくなります。


高価買取が期待できるムーンフェイズ時計の代表的ブランド


もし、ご自宅に以下のようなブランドのムーンフェイズ時計があれば、それは「お宝」である可能性が極めて高いです。


パテック・フィリップ(Patek Philippe)


「ノーチラス」「アクアノート」「カラトラバ」など、どのモデルにおいてもムーンフェイズ搭載機は別格の扱いを受けます。特に「年次カレンダー」や「永久カレンダー」と組み合わされたモデルは、数千万円クラスの価値になることも珍しくありません。パテックのムーンフェイズは精度、美しさ共に世界最高峰と称されています。


A.ランゲ&ゾーネ(A. Lange & Söhne)


ドイツ時計の最高峰。「ランゲ1・ムーンフェイズ」などは、オフセンターの文字盤に配置された月が非常に美しく、コレクター垂涎の的です。ドイツらしい質実剛健な作りと、工芸品のような美しさが融合しており、相場が崩れにくいブランドの一つです。


ブランパン(Blancpain)


1980年代、クォーツ全盛の時代にあえて機械式の「トリプルカレンダー・ムーンフェイズ」を発表し、機械式時計の復権をリードしたブランドです。文字盤の月(お月様)に「顔」が描かれているのが特徴的で、クラシックな雰囲気を好む層から絶大な支持を得ています。


オメガ(OMEGA)


「スピードマスター」のムーンフェイズモデルは、月面着陸した時計というストーリー性も相まって非常に人気があります。特に、月の写実的な描写にこだわったモデルや、ブルー文字盤のモデルは高値で取引されています。


ロレックス(Rolex)


ロレックスは実用時計の王様であり、実はムーンフェイズモデルは非常に少ないです。しかし、ドレスラインの「チェリーニ」にはムーンフェイズ搭載モデルが存在します。また、1950年代のアンティークモデル(Ref.6062など)は、オークション級の超高額アイテムとなります。


査定額を分けるポイント。動かなくても売れる?

ムーンフェイズ時計を売却する際、査定士はどこを見ているのでしょうか。高額査定を引き出すためのポイントと、注意点をご紹介します。


ムーンディスクの状態


最も重要なのは、やはり「月」の状態です。 古い時計の場合、ディスクの塗装が剥がれていたり、腐食していたりすることがあります。また、太陽光に当たり続けて青色が退色している場合もあります。ディスクが美しい状態であればあるほど、評価は高くなります。


カレンダー送り(早送り)の機能


ムーンフェイズやカレンダー機能付きの時計には、「操作禁止時間帯」というものが存在します(一般的に午後8時から午前4時頃)。この時間帯に無理に日付や月齢を調整しようとすると、内部の歯車が欠けてしまい、故障の原因となります。 リューズや専用のプッシュボタンで、スムーズに月齢が送れるかどうかが、査定の重要なチェックポイントです。もし動かなくても、当店であれば提携工房での修理を前提に買取可能ですが、完動品の方が査定額は高くなります。


専用の調整ピン(プッシュピン)の有無


多くのムーンフェイズ時計には、ケース側面に小さな凹み(コレクターボタン)があり、そこを押して月齢を調整します。 購入時には、このボタンを押すための専用のピン(スタイラス)が付属しています。金無垢や黒檀で作られた豪華なピンが付属している場合もあり、これが揃っているかどうかで査定額が変わることがあります。箱や保証書と一緒に、ピンも忘れずにお持ちください。


戸塚でムーンフェイズ時計を売るなら「おたからや 戸塚店」へ


「複雑な時計だから、近所のリサイクルショップでは価値が分からないかもしれない」 「動いていないし、使い方も忘れてしまった」

そのようにお考えでしたら、ぜひ一度、買取専門店 おたからや 戸塚店にご相談ください。 当店には、複雑機構を持つ高級時計の知識に長けた専門の査定士が常駐しております。


専門知識による適正な評価


ムーンフェイズのようなコンプリケーションウォッチは、単なるブランド名だけでなく、ムーブメントの型番(キャリバー)や、製造年代による仕様の違いが価値を大きく左右します。 当店では、プロの目利きにより、お客様の時計の希少性を正しく評価し、現在のグローバルな相場に基づいた最大限の価格をご提示いたします。


止まっていても、壊れていても大丈夫


「オーバーホールを何年もしていない」「リューズが固くて回らない」といった状態でも、絶対にご自身で無理に動かさないでください。繊細な歯車を傷めてしまう可能性があります。 当店では、自社メンテナンスのノウハウがあるため、故障している状態でも高価買取が可能です。そのままの状態でお持ち込みください。


戸塚駅西口から徒歩5分の好立地


高価な時計を持って遠出するのは不安なものです。当店はJR戸塚駅西口から徒歩5分とアクセスも良好で、プライバシーに配慮した査定ブースをご用意しております。 お買い物ついでや、お仕事帰りに、安心してお立ち寄りいただけます。


まとめ:冬の空の下、思い出を次の価値へ


冬の夜空を見上げるたびに、その美しさを手元で感じさせてくれたムーンフェイズ時計。 それは、時間を知る道具以上の、ロマンと技術の結晶です。

もし、今は使わずに眠らせているのであれば、その時計を愛する次のオーナーへと引き継ぐ架け橋にならせていただけませんか? 円安や世界的な時計ブームの影響もあり、今はかつてないほどの売り時でもあります。

戸塚にお住まいの皆様。 ご自宅の「小さな宇宙」の価値を、ぜひおたからや 戸塚店で確かめてみてください。 皆様のご来店を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。


買取専門店 おたからや 戸塚店

  • 住所: 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町4088 神保ビル 4階

  • 電話番号: 045-392-7793 (お問い合わせ時間: 10:00~18:00)

  • 営業時間: 10:00~18:00 (定休日:土曜日)

  • ウェブサイト: https://totsuka.original-otakaraya.net/

  • アクセス: JR戸塚駅西口より徒歩5分

  • 買取方法: 店頭買取 / 出張買取 / 宅配買取


査定のご依頼、ご不明な点など、お気軽にお電話またはウェブサイトからお問い合わせください。「おたからや 戸塚店」の専門スタッフが丁寧に対応いたします。


本記事に関するご注意

  • 本記事に記載されている内容は、一般的な市場の傾向や査定の考え方について解説したものです。

  • 実際の買取価格は、査定時点での最新の市場相場、お品物の状態、希少性、付属品の有無など、様々な要因を総合的に評価して決定されます。

  • お手持ちのお品物の正確な価値を知るためには、専門の査定士による現物の拝見が不可欠です。ご不明な点がございましたら、お気軽に「おたからや 戸塚店」までご相談ください。

bottom of page