top of page

コニャックだけじゃない!戸塚で売れる世界のブランデー産地と意外な高額銘柄

  • 執筆者の写真: おたからや戸塚店スタッフ2号
    おたからや戸塚店スタッフ2号
  • 16 時間前
  • 読了時間: 35分

横浜市戸塚区にお住まいの皆様、こんにちは。おたからや戸塚店です。

ご自宅のリビングや応接間のサイドボード、あるいはキッチンの床下収納の奥深くに、長年そのままになっている【洋酒】はございませんか? かつて海外旅行のお土産で購入したもの、お祝いの品としていただいたもの、あるいはご家族がコレクションしていたもの。「いつか飲むかもしれない」と思いながら数十年が経過し、ボトルの上にうっすらと埃が積もっている……そんな光景は、実はどのご家庭にもよくあるものです。

「お酒は詳しくないから価値がわからない」 「ラベルがカビて汚れているから、人にあげるのも失礼だし……」

もしそのように思われて、そのまま放置されているのであれば、それは大変もったいないことかもしれません。今、世界的なウイスキーブームの陰で、実は【ブランデー】の再評価が急速に進んでいることをご存知でしょうか。

ブランデーの買取

特に、円安の影響や新興国の富裕層による需要拡大に伴い、かつて日本に大量に輸入された「オールドボトル」と呼ばれる古いブランデーたちが、驚くような価格で取引されるケースが増えています。私たちが日々査定を行っている中でも、「まさかこんな古いお酒に値段がつくなんて!」と驚かれるお客様が後を絶ちません。

一般的にブランデーといえば、「ヘネシー」や「レミーマルタン」といった有名ブランドの【コニャック】を思い浮かべる方が多いでしょう。もちろん、これらは依然として高額査定の筆頭です。しかし、ブランデーの世界はそれだけではありません。

コニャック地方には、大手メーカー以外にも「プロプリエテール」と呼ばれる、自家栽培・自家蒸留・自家熟成を行うこだわりの生産者が存在します。「ポールジロー」や「ジャンフィユー」といった名前を聞いたことはあるでしょうか? また、フランスの別の地方で作られる「アルマニャック」や「カルヴァドス」、イタリアの「グラッパ」、そして近年評価が急上昇している「ジャパニーズ・ブランデー」など、コニャック以外の銘柄にも、愛好家が血眼になって探しているお宝が数多く存在しています。

本記事では、おたからや戸塚店のプロフェッショナルな視点から、世界の様々なブランデー産地とその特徴、そして意外な高額銘柄について、教科書のように詳しく解説してまいります。これを読み終える頃には、ご自宅にある「あのボトル」が、実はとんでもない価値を秘めた逸品に見えてくるかもしれません。


ブランデーとは何か?その広大なる定義と魅力


具体的な銘柄の話に入る前に、まずは【ブランデー】というお酒の定義について整理しておきましょう。ここを理解していると、ボトルのラベルを見ただけで、そのお酒がどのような価値を持つ可能性があるのか、ある程度判別できるようになります。

ブランデー(Brandy)の語源は、オランダ語の「ブランデウェイン(Brandewijn)」に由来すると言われています。これは「焼いたワイン」、つまり【蒸留したワイン】という意味です。最も基本的な定義としては、「果実酒を蒸留して造ったお酒」の総称がブランデーです。

一般的には「ブドウ」を原料としたワインを蒸留し、樽で熟成させたものを指しますが、実はブドウ以外の果実を使ったものもブランデーの一種として扱われます。例えば、リンゴを使えば「アップル・ブランデー(カルヴァドス等)」、サクランボを使えば「チェリー・ブランデー(キルシュ)」となります。


ウイスキーとの決定的な違い


よくお客様から「ウイスキーとブランデーは何が違うの?」とご質問をいただきます。最大の違いは【原料】です。

  • ウイスキー:大麦、トウモロコシなどの【穀物】が原料。

  • ブランデー:ブドウ、リンゴなどの【果実】が原料。

穀物を原料とするウイスキーが、樽熟成による木の香りと穀物の香ばしさが特徴であるのに対し、果実を原料とするブランデーは、フルーツ由来の華やかな香りや甘美な風味が特徴です。この「華やかさ」こそが、ブランデーが「液体の宝石」や「香りの芸術」と称される所以です。

そして、ブランデーの価値を決定づける大きな要素が【熟成期間】と【産地】です。長い年月、冷暗所の樽の中で呼吸を繰り返すことで、荒々しいアルコールは角が取れ、円熟した味わいへと変化します。 ご自宅で30年、40年と眠っていたボトルは、まさにその瓶の中でも(緩やかではありますが)時を刻み続けてきた歴史の証人なのです。 ボトルの汚れやラベルの変色は、そのお酒が歩んできた長い時間の証明です。私たちにとって、汚れは決してマイナスポイントだけではなく、「間違いなくその時代に存在した本物である」という信頼の証でもあるのです。


ブランデーの絶対王者「コニャック(Cognac)」の真髄

コニャック樽

まず最初にご紹介するのは、やはりブランデー界の絶対王者、【コニャック】です。おたからや戸塚店にお持ち込みいただく洋酒の中でも、圧倒的なシェアと人気を誇るのがこのコニャックです。

「ブランデー=コニャック」と思われている方も多いですが、正確には「フランスのコニャック地方で造られ、厳しい法規制をクリアしたブランデー」だけが、コニャックと名乗ることができます。これはフランスのAOC(原産地呼称統制)という法律で厳格に定められています。

シャンパン(シャンパーニュ)が、シャンパーニュ地方の発泡性ワインしか名乗れないのと同じ理屈です。単なるフランス産ブランデー(フレンチ・ブランデー)と、コニャックとの間には、品質においても価格においても、埋められない大きな壁が存在します。


覚えておきたい「6つの栽培地区」


コニャックの価値を判断する上で、産地のランク(クリュ)は非常に重要です。コニャック地方は土壌の質によって6つの地区にランク分けされており、中心に行けば行くほど高品質なブドウが育つとされています。


  1. 【Grande Champagne(グランド・シャンパーニュ)】:特級。最も石灰質が強く、長期熟成に耐えうる最高級の原酒を生みます。

  2. 【Petite Champagne(プティ・シャンパーニュ)】:1級。グランドに次ぐ品質。

  3. 【Borderies(ボルドリ)】:独特のナッツのような香りを持つ、希少な地区。

  4. 【Fins Bois(ファン・ボア)】

  5. 【Bons Bois(ボン・ボア)】

  6. 【Bois Ordinaires(ボア・オルディネール)】


ラベルに「Grande Champagne」の文字があれば、それはコニャックの中でもトップクラスの原酒が使われている証拠であり、査定額にも大きくプラスに働く要素となります。


誰もが知る「4大コニャック」と高額査定のポイント


コニャックの価値を語る上で欠かせないのが、世界的な知名度を誇る大手メゾン(ブランド)です。皆様がよくご存じのこれらのブランドも、市場価値は依然として高いままです。しかし、同じ名前のボトルでも「いつ作られたか」によって価値が数倍、数十倍に変わるのがこの世界の面白いところです。


HENNESSY(ヘネシー)

世界シェアNo.1の巨人です。特に注目すべきは「ヘネシーXO」の【旧ボトル】です。現行品は黒いキャップですが、古いものはキャップが金色であったり、ボトルが緑色(グリーンボトル)であったりします。これら「金キャップ」「グリーンボトル」は、現在では手に入らない貴重な原酒が使われているとされ、コレクターの間で非常に人気があります。

REMY MARTIN(レミーマルタン)

「ルイ13世」で知られる名門です。ルイ13世はバカラ製のクリスタルボトルに入っていますが、このボトル自体に美術品としての価値があります。1950年代や70年代の古いルイ13世は、現行品とは異なる形状の箱や替え栓が付属しており、完品であれば驚くような高値がつきます。また、飲み干した後の空ボトルであっても、ヒビや欠けがなければお買取りが可能です。

CAMUS(カミュ)

日本で最も親しまれたコニャックかもしれません。特に「ブックシリーズ」と呼ばれる本の形をした陶器ボトルや、ゴルフボール型、樽型などの変わり種ボトルは、飾り物としての需要が根強くあります。陶器ボトルは中身が見えないため、振った時の音や重量で残量を判断しますが、未開栓であればコレクション品としてしっかり査定させていただきます。

MARTELL(マーテル)

「コルドンブルー」という銘柄が特に有名です。1912年の発表以来、多くの著名人に愛されてきました。このコルドンブルーも、1970年代以前の「旧ボトル(オールドボトル)」は、現行品とはラベルのデザインやガラスの色が異なり、非常にまろやかで奥深い味わいを持つことから、高額で取引されています。


大手メゾンだけではない!通を唸らせる「プロプリエテール」の存在


ここまでは誰もが一度は耳にしたことがある有名ブランド(ネゴシアン)をご紹介しました。彼らは農家から買い集めた原酒をブレンドし、安定した高品質な製品を世界中に供給しています。 しかし、コニャックの世界には、それとは対照的な、しかし熱狂的な支持を集める生産者たちが存在します。それが【プロプリエテール】です。

プロプリエテールとは、ブドウの栽培から蒸留、熟成、瓶詰めまでをすべて自社一貫で行う生産者のことです。いわば「作り手の顔が見えるコニャック」であり、その土地のテロワール(風土)が色濃く反映された個性的な味わいが特徴です。 大量生産はできませんが、その分、品質へのこだわりは凄まじく、通の間では「大手メゾンのXOを超える」と評されることも珍しくありません。ここでは、おたからや戸塚店でも特に高価買取の対象となる、二大プロプリエテールをご紹介します。


1. Paul Giraud(ポールジロー)

「コニャックの至宝」とも称されるポールジローは、最高峰の土壌であるグランド・シャンパーニュ地区のブドウのみを使用するこだわりの生産者です。 最大の特徴は、機械化が進む現代においても、頑なに「手摘み」や昔ながらの製法を守り続けている点にあります。ブドウ本来のフレッシュな果実味を損なわないよう、丁寧に作られたその味わいは、非常に華やかで繊細です。 特に「ポールジロー ヘリテージ」のような長期熟成ボトルや、ヴィンテージ表記のあるものは非常に希少性が高く、一般的な大手ブランドのXOクラスを凌駕する価格で取引されることもあります。ラベルに派手さはないかもしれませんが、中身の品質は世界最高峰です。

2. Jean Fillioux(ジャンフィユー)

「コニャックの黄金時代」と称される19世紀後半の味わいを今に伝える名門です。ポールジローと同様にグランド・シャンパーニュ地区のド真ん中に畑を持ち、家族経営で伝統を守り続けています。 ジャンフィユーの特徴は、圧倒的な「熟成感」と「高貴な香り」です。小規模生産だからこそできる徹底的な品質管理により、どのボトルを開けてもハズレがないと言われるほどの信頼性を誇ります。 「トレ・ヴィユー(Très Vieux)」や「レゼルヴ・ファミリア(Réserve Familiale)」といった上級ラインは、コニャック愛好家にとって憧れの的であり、当店でも自信を持って高額査定をご提示できる銘柄の一つです。


コニャックだけではない、世界の蒸留酒への入り口

アルメニアンブランデー

ここまで、王道のコニャックについて、大手ブランドからこだわりのプロプリエテールまで解説してきました。 おそらく、これを読まれているお客様の中にも、「あ、うちにあるのはヘネシーだ」「名前も知らないけど、ポールジローって書いてある!」と気づかれた方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、冒頭でも申し上げた通り、おたからや戸塚店が注目しているのはコニャックだけではありません。実は、コニャックと同じフランス国内に、もう一つ、非常に歴史ある偉大なブランデー産地が存在します。 それが【アルマニャック】です。

コニャックが「洗練された都会の貴族」だとすれば、アルマニャックは「力強い野生味あふれる田舎の騎士」。そして、北のノルマンディー地方には、リンゴから作られる魅惑の酒【カルヴァドス】があります。 コニャック以外のフランス産ブランデーもまた、知られざる高額銘柄の宝庫なのです。

ご自宅の棚にあるボトルを今一度ご確認ください。ラベルに「Cognac」ではなく「Armagnac」と書かれてはいませんか? あるいはリンゴの絵が描かれていませんか? それらは決して「コニャックじゃないから安いお酒」ではありません。むしろ、年代によってはコニャック以上の希少価値を持つ可能性があるのです。

どのような銘柄であれ、未開栓であれば、その価値を確かめるために、ぜひおたからや戸塚店へご相談ください。私たち査定のプロフェッショナルが、一本一本の背景にある歴史と価値を、丁寧に見極めさせていただきます。

フランス最古の歴史を誇る「アルマニャック」の野性味


コニャックと並び、フランスの二大ブランデーと称されるのが【アルマニャック(Armagnac)】です。 知名度や生産量ではコニャックに軍配が上がりますが、実は歴史の古さにおいてはアルマニャックの方が先輩にあたります。コニャックの生産が始まったのが17世紀頃であるのに対し、アルマニャック地方での蒸留記録は14世紀初頭にまで遡ることができます。実に700年以上もの歴史を持つ、フランス最古のブランデーなのです。

アルマニャック地方は、フランス南西部のガスコーニュ地方に位置します。「三銃士」のダルタニアンの出身地としても知られるこの場所は、海に面したコニャック地方とは異なり、内陸の盆地のような地形です。 この地理的な違いが、コニャックとアルマニャックの決定的な個性の差を生み出しています。


連続式蒸留器が生み出す「力強さ」


コニャックとの最大の違いは、その蒸留方法にあります。 コニャックが「単式蒸留器で2回」蒸留を行い、アルコール度数を高めつつ雑味を取り除いて洗練された味わいを目指すのに対し、アルマニャックの多くは「アルマニャック式」と呼ばれる独自の【半連続式蒸留器】を使用して【1回だけ】蒸留を行います。

たった1回の蒸留であるため、原料であるワインの風味や成分が多く残ります。これがアルマニャック特有の、野性味あふれる力強い味わいと、複雑で厚みのある香りの源泉となっています。 蒸留直後の原酒は非常に荒々しいものですが、これを地元産の「ブラックオーク(ガスコーニュ・オーク)」の樽で長期間熟成させることにより、タンニンが溶け出し、コニャックにはないスパイシーで濃密な風味へと変化していくのです。


「ヴィンテージ・アルマニャック」という特別な価値


おたからや戸塚店において、アルマニャックの査定を行う際に最も注目するポイント、それは【年号(ヴィンテージ)】です。

コニャックの大手メゾンは、消費者に常に同じ味を提供するために、複数の年代の原酒をブレンドして「VSOP」や「XO」といった製品を作ることが一般的です。 一方、小規模生産者が多いアルマニャックでは、その年に収穫されたブドウの個性をそのままボトルに詰める「ヴィンテージ・アルマニャック(ミレジム)」が古くから盛んに作られてきました。

ラベルに「1960」「1985」といった西暦が大きく記されたボトルを見たことはありませんか? これらは、その年に蒸留された原酒のみを使っていることを示しています。ワインと同様に、ブドウの出来が良い当たり年もあれば、そうでない年もあり、それぞれに異なる個性があります。

そして、この「年号が入っている」という特徴こそが、中古市場におけるアルマニャックの需要を支える大きな柱となっています。 例えば、「自分の生まれ年のアルマニャックを飲みたい」「還暦祝いに、60年前のお酒を贈りたい」「会社の創業年のお酒を探している」といった、記念日需要が非常に高いのです。

そのため、無名に近い銘柄であっても、その「年号」が特定の需要(例:今の40歳、50歳、60歳にあたる年など)と合致すれば、驚くような高値がつくケースがあります。 ご自宅にあるアルマニャックのラベルをご確認ください。もしそこに西暦が記されていれば、それは単なるお酒ではなく、誰かにとっての「記念碑」となる可能性を秘めたお宝なのです。


おたからや戸塚店で買取強化中のアルマニャック銘柄


1. CHABOT(シャボー)

日本で最も流通しているアルマニャックの一つです。特に「ナポレオン」や「XO」クラスの、グース(ガチョウ)の形をした陶器ボトルは、バブル期に贈答品として大流行しました。 「青い陶器のガチョウ」や「白い陶器のガチョウ」、あるいは「ハート型」のボトルなどがサイドボードに眠っていませんか? これらは中身のお酒としての価値に加え、レトロなインテリアとしての需要もあります。陶器ボトルは液面が見えないため敬遠されがちですが、当店では重量を測定し、適正な価格を算出いたします。

2. CASTAREDE(カスタレード)

現存する最古のアルマニャック・ハウスとして知られる名門です。1832年の創業以来、膨大な数のヴィンテージ原酒を保有しており、アルマニャックの歴史そのものと言えるブランドです。 特に古い年代のヴィンテージボトルは、愛好家垂涎の的となっており、ラベルの汚れや箱の劣化があっても、中身の価値が損なわれることはありません。

3. CHATEAU DE LAUBADE(シャトー・ド・ロバード)

アルマニャック地区で最大の自社畑を持つ生産者です。シングル・ヴィンテージの品揃えが豊富で、その品質の高さから数々の国際的な賞を受賞しています。 エレガントなボトルデザインも特徴で、贈答用として大切に保管されていたケースが多く、状態が良いものは特に高額査定につながりやすい傾向にあります。

4. MARQUIS DE MONTESQUIOU(モンテスキュー)

「三銃士」のダルタニアンのモデルとなった人物の直系子孫が関わるブランドです。歴史的背景のロマンも相まって、根強いファンが存在します。


ノルマンディーの風土が生んだ奇跡「カルヴァドス」


ブドウを原料とするコニャックやアルマニャックに対し、フランス北部のノルマンディー地方で作られる「リンゴ」を原料としたブランデー、それが【カルヴァドス(Calvados)】です。

ノルマンディー地方は冷涼な気候のため、ブドウ栽培には適していません。その代わり、古くから良質なリンゴの産地として知られており、リンゴを発酵させて造る発泡酒「シードル」が日常的に飲まれてきました。このシードルを蒸留して樽熟成させたものがカルヴァドスです。(一部、西洋梨を使用する場合もあります)


リンゴ100%が生む、親しみやすさと奥深さ


カルヴァドスの最大の魅力は、なんといってもその香りです。 グラスに注いだ瞬間、熟したリンゴの甘酸っぱい香りが立ち上り、口に含めば焼きリンゴやハチミツ、シナモンを思わせる芳醇な風味が広がります。 アルコール度数は40度前後と高いものの、果実由来の自然な甘みがあるため、ブランデー初心者や普段あまり強いお酒を飲まない方でも「これなら飲める」「美味しい」と感じていただきやすいお酒です。

また、製菓用としても需要が高く、パティシエや料理愛好家が「昔の質の良いカルヴァドス」を探していることもあります。


厳しい基準をクリアした「AOCカルヴァドス」


コニャック同様、カルヴァドスもAOC(原産地呼称統制)によって厳格に管理されています。単なる「アップル・ブランデー」と「カルヴァドス」は別物です。 さらに、カルヴァドスの中でも生産エリアや製法によって3つのランクに分かれています。

  1. 【Calvados Pays d'Auge(カルヴァドス・ペ・ドージュ)】 最上級品。限られた地域(ペ・ドージュ地区)のリンゴを使用し、コニャックと同じ「単式蒸留器で2回」蒸留することが義務付けられています。雑味が少なく、長期熟成に向く重厚でリッチな味わいが特徴です。

  2. 【Calvados Domfrontais(カルヴァドス・ドンフロンテ)】 洋梨の含有率が高い(30%以上)のが特徴。連続式蒸留器を使用し、フルーティーで優しい味わいになります。

  3. 【Calvados(カルヴァドス)】 上記以外のエリア。連続式蒸留器が使われることが多く、軽快な味わいです。


ラベルに「Pays d'Auge」の文字があれば、それはカルヴァドスの中でもエリートコースを歩んできたボトルであり、査定における評価ポイントとなります。


「リンゴが丸ごと入った」不思議なボトルの謎


おたからや戸塚店にお持ち込みいただくカルヴァドスの中で、お客様が最も驚かれるのが「瓶の中にリンゴが丸ごと一個入っている」ボトルです。 「どうやって入れたの?」「瓶底を後からくっつけたの?」と不思議に思われますが、これは【ポム・プリゾニエール(囚われのリンゴ)】と呼ばれる伝統的な手法で作られています。

春先、リンゴの実がまだ小さいうちに瓶を枝に取り付け、瓶の中で実を成長させるのです。そして秋になり、瓶の中で十分に大きくなったリンゴを枝から切り離し、そのままお酒を注ぎ込みます。 大変な手間とリスク(途中でリンゴが腐ったり、瓶が割れたりする)がかかるため、生産数は多くありません。 この見た目のインパクトから、観賞用としての人気が非常に高く、クリスチャン・ドルーアン社の「クール・ド・リオン」などが有名です。 液面が低下していても、中のリンゴが綺麗な状態であれば、インテリア需要としてお買取りが可能です。


カルヴァドスの名品


1. BOULARD(ブラー)

カルヴァドスの代名詞とも言える最大手メーカーです。「グラン・ソラージュ」などのスタンダード品から、長期熟成の「XO」まで幅広く展開しています。知名度が高いため、中古市場でも安定した取引があります。

2. COEUR DE LION(クール・ド・リオン)

クリスチャン・ドルーアン社が手掛けるブランド。「獅子の心」という意味を持ちます。ヴィンテージ品に定評があり、数々の品評会で賞を総なめにしています。特に前述の「リンゴ入りボトル」は同社のアイコン的存在です。

3. DUPONT(デュポン)

「カルヴァドスのロマネ・コンティ」とも評される、家族経営の実力派生産者です。樽の使い方が巧みで、ウイスキー愛好家からも高く評価されています。生産量が少ないため、特定のヴィンテージや長期熟成ボトルにはプレミア価格がつくことがあります。

4. ROGER GROULT(ロジェ・グルー)

ペ・ドージュ地区の伝統的な製法を頑なに守る、職人気質の生産者です。薪の火で蒸留を行い、継ぎ足し熟成(ソレラシステムに似た手法)を行うため、非常に濃厚で複雑な味わいを持ちます。通好みの銘柄として知られ、プロのバーテンダーからも指名買いされることが多いブランドです。


「名前も読めないお酒」こそ、おたからや戸塚店へ


アルマニャックやカルヴァドスは、コニャックに比べるとラベルの表記が複雑だったり、フランス語の筆記体で読みづらかったりすることが多々あります。 そのため、「よくわからないお酒だから」と処分されてしまうケースが後を絶ちません。

しかし、ここまでお読みいただいた皆様ならもうお分かりでしょう。 その「読みづらいラベル」の中に、「19XX」という年号や、「Pays d'Auge」といった格付け、あるいは「Appellation Contrôlée」というAOCの証明が隠されているかもしれません。

古いお酒は、コルクが折れていても、ラベルが剥がれかけていても、液面が少し下がっていても構いません。それは長い歳月を生き抜いてきた証であり、中身の液体は、開栓されるその時を静かに待ち続けています。

どのような銘柄であれ、未開栓であれば、その価値を確かめるために、ぜひおたからや戸塚店へご相談ください。私たち査定のプロフェッショナルが、一本一本の背景にある歴史と価値を、丁寧に見極めさせていただきます。


ブドウの搾りかすから生まれる「香りの芸術」マールとグラッパ


コニャックやアルマニャックが「ワイン」を蒸留して造られるのに対し、ワインを造る過程で残った「ブドウの搾りかす(果皮・種子・茎)」を発酵・蒸留して造られるブランデーがあります。 フランスでは【マール(Marc)】、イタリアでは【グラッパ(Grappa)】と呼ばれています。

「搾りかす」と聞くと、残り物で作った安酒のようなイメージを持たれるかもしれません。かつては確かに、農民たちが厳しい冬を越すための自家用酒として親しまれていました。 しかし現在、このマールとグラッパは、その原料となるブドウの品質の高さや、作り手の芸術的なこだわりによって、コニャックをも凌ぐ超高級酒へと変貌を遂げているものが数多く存在します。

おたからや戸塚店にお持ち込みいただく洋酒コレクションの中に、もし一見するとワインのような、あるいは香水瓶のような不思議な形をしたボトルがあれば、それはこの「粕取りブランデー」かもしれません。 ここでは、知る人ぞ知るディープな蒸留酒の世界をご案内します。


フランスの「マール」:ワイン愛好家が最後に辿り着く境地


フランス語で「搾りかす」を意味するマール。その最大の魅力は、原料となるブドウの個性がダイレクトに反映される点にあります。 特に、世界的に有名なワイン産地であるブルゴーニュ地方やシャンパーニュ地方で作られるマールは、別格の扱いを受けています。

なぜなら、マールの原料となる搾りかすは、あの高価な「ロマネ・コンティ」や「ドン・ペリニヨン」を作るために使われたブドウの成れの果てだからです。 最高級のワインを生み出したブドウは、搾りかすになってもなお、その高貴なポテンシャルを秘めています。それを蒸留して凝縮したマールは、ワインファンにとって「究極の食後酒」として憧れの的なのです。


おたからや戸塚店で驚きの高値がつく「マール」の銘柄


  1. 【Marc de la Romanée-Conti(マール・ド・ラ・ロマネ・コンティ)】 世界で最も高価なワイン「ロマネ・コンティ」を造るドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)社が手掛けるマールです。 ワイン同様、生産数は極めて少なく、市場に出回ることは滅多にありません。その価格は一般的な高級コニャックを遥かに上回り、空ボトルだけでも数万円の価値がつくことがある、まさに「液体の宝石」です。ラベルにはワインと同じデザインが採用されており、一見するとワインと間違えてしまいそうになりますが、アルコール度数が40度以上あればマールです。

  2. 【Marc de Bourgogne(マール・ド・ブルゴーニュ)】 DRC以外にも、ヴォギュエ、ルロワ、ジョルジュ・ルーミエといった、ブルゴーニュのトップ生産者が造るマールは軒並み高額で取引されています。これらの生産者のワインは近年、投機的な高騰を見せており、それに比例してマールの相場も上昇しています。

  3. 【Vieux Marc de Champagne(ヴュー・マール・ド・シャンパーニュ)】 シャンパン地方で作られるマールです。モエ・エ・シャンドン社などの大手メゾンも生産しています。シャンパン特有の華やかさと酸味が蒸留によって凝縮され、軽やかでエレガントな風味が特徴です。


イタリアの「グラッパ」:手書きラベルは高額査定のサイン


イタリアを代表する蒸留酒、グラッパ。かつては「労働者の強い酒」というイメージでしたが、1980年代以降、品質改革が進み、洗練された高級酒としての地位を確立しました。 ブドウの香りを最大限に残すため、無色透明のものが一般的ですが、樽熟成を行って琥珀色になったもの(リゼルヴァ)も人気があります。

グラッパの特徴の一つに、「ボトルの芸術性」が挙げられます。イタリア人の美意識が遺憾なく発揮されており、ヴェネチアンガラスで作られた繊細なボトルや、ユニークな形状のボトルが多く、飲み終わった後もインテリアとして飾られることが多いお酒です。


伝説の職人「ロマーノ・レヴィ」のグラッパ


グラッパの査定において、絶対に見逃してはならないのが【Romano Levi(ロマーノ・レヴィ)】という生産者です。 「グラッパの神様」「天使のようなグラッパ職人」と称された彼は、すべての工程を手作業で行い、さらにボトルのラベルを【一枚一枚、手描き】で描いていました。

「ドンナ・セルヴァーティカ(野生の女)」と呼ばれる特徴的な女性の絵や、花、詩などが描かれたラベルは、世界中に熱狂的なコレクターが存在します。 ロマーノ・レヴィ氏は2008年に亡くなられており、生前に描かれた手描きラベルのボトルは、現在では美術品並みの価格で取引されています。 もし、手書きのような素朴な絵が描かれたボトルがお手元にあれば、それは決して落書きではありません。数十万円の価値を持つ可能性のある、真のアート作品かもしれないのです。


その他の注目すべきグラッパ銘柄


  1. 【BERTA(ベルタ)】 長期熟成グラッパのパイオニアです。重厚な木箱に入った高級感あふれるボトルデザインが特徴で、贈答品として非常に人気があります。ヴィンテージごとの味わいの違いも明確で、コレクション性の高い銘柄です。

  2. 【POLI(ポーリ)】 ヴェネト州の名門です。手吹きガラスのボトルや、缶に入ったパッケージなど、デザイン性に富んだ商品を展開しています。「サッシカイア」などの有名ワインの搾りかすを使ったグラッパ(グラッパ・ディ・サッシカイア)は、ワインファンの間でも高い知名度を誇ります。

  3. 【GAJA(ガヤ)】 イタリアワインの帝王、ガヤが造るグラッパです。「ダルマジ」「スペルス」など、同社の有名ワインと同じ名前を冠しており、非常に洗練された味わいです。


南米の情熱「ピスコ」とフルーツブランデーの世界


ヨーロッパ以外にも、世界中に独自のブランデー文化が存在します。近年、バー業界で注目を集めているのが、南米のペルーやチリで作られるブドウの蒸留酒【ピスコ(Pisco)】です。

無色透明で、マスカットのような爽やかな香りが特徴のピスコは、カクテルベースとして世界的なブームになりつつあります。 日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、海外赴任のお土産などで持ち帰られた珍しいピスコが、意外な高値で買い取られるケースも出てきています。特に、モアイ像の形をしたボトル(カペル社のピスコなど)は、インパクトも抜群でコレクターアイテムとしての側面を持っています。


果実をそのまま閉じ込めた「オードヴィー」


ブドウ以外の果実で作られるブランデーも忘れてはいけません。フランスではこれらを総称して【オードヴィー(Eau-de-Vie/生命の水)】と呼びます。

  • 【Kirsch(キルシュ)】:サクランボのブランデー。お菓子作りにも使われますが、最高級のものはストレートで楽しむ嗜好品です。

  • 【Poire Williams(ポワール・ウィリアムス)】:洋梨のブランデー。カルヴァドスの項でも触れたように、瓶の中に洋梨が丸ごと入ったボトルが有名です。

  • 【Framboise(フランボワーズ)】:木苺のブランデー。

これらのフルーツブランデーは、生産量が少なく、特定の愛好家に向けて作られているため、一般的なリサイクルショップでは価値が理解されにくい傾向にあります。 しかし、おたからや戸塚店では、こうしたマニアックな洋酒もしっかりとリサーチし、適正な価値を見出します。


「これはお酒なの?」迷ったらおたからや戸塚店へ


ここまで、マール、グラッパ、そして世界の珍しいブランデーについてご紹介してきました。 これらのお酒は、コニャックのような王道の高級感とは異なり、知らなければ「変わった形の瓶に入った、よくわからない液体」に見えてしまうかもしれません。

特にロマーノ・レヴィの手書きラベルなどは、事情を知らない方が見れば「子供が落書きした空き瓶」と勘違いして捨ててしまいそうになるほど、素朴でアーティスティックな外見をしています。 だからこそ、ご自身で判断して処分してしまう前に、私たちにお見せいただきたいのです。

「ラベルが読めない」 「瓶の形が変だ」 「中身が透明で水みたいだ」

そのような特徴こそが、稀少なブランデーであるシグナルかもしれません。 戸塚区、横浜市全域の皆様、もしサイドボードの奥に、正体不明のボトルが眠っていましたら、ぜひ一度おたからや戸塚店までお持ちください。 埃を被ったそのボトルが、実はイタリアの伝説的な職人が遺した最後の作品かもしれないのです。

私たちおたからや戸塚店は、有名無名を問わず、あらゆる洋酒の価値を正しく評価し、次なる愛好家へと橋渡しをするお手伝いをさせていただきます。 海外の珍しいお酒に続いては、私たちが暮らすここ日本で造られ、今や世界中が探し回っている「ジャパニーズ・ブランデー」の驚くべき市場価値についてお話しします。


灯台下暗し?世界が熱狂する「ジャパニーズ・ブランデー」の底力


ここまで、フランスのコニャック、アルマニャック、カルヴァドス、そしてイタリアのグラッパと、海を越えてやってきた世界の名酒たちをご紹介してきました。しかし、私たちにとって最も身近な場所、ここ日本にも、世界中の愛好家が血眼になって探している「お宝」が存在することをご存知でしょうか。

それが【ジャパニーズ・ブランデー】です。

「日本のブランデー? 料理に使う安いやつでしょ?」 もしそのように思われているとしたら、それは非常にもったいない認識のズレかもしれません。

昨今の【ジャパニーズ・ウイスキー】の世界的な高騰については、ニュースなどで耳にされたこともあるかと思います。山崎や響、余市といった銘柄は、いまや定価の数倍、時には数十倍の価格で取引されています。 そして今、その熱狂の波は、確実に「日本の古いブランデー」へと波及し始めているのです。

明治時代から続く日本の洋酒造りの歴史において、職人たちはウイスキーだけでなく、ブランデーにおいても本場フランスに負けない品質を追求し続けてきました。 特に、バブル期に贈答用として作られた豪華なクリスタルボトル入りの高級ブランデーは、中身の質の高さもさることながら、その芸術的なボトルデザインが海外のコレクターから高く評価されています。

ご実家のサイドボードの最上段に、ガラス細工のように美しいボトルが鎮座していませんか? もしそこに「SUNTORY」や「NIKKA」の文字があれば、それは数十万円の価値を持つジャパニーズ・ヴィンテージかもしれません。


SUNTORY(サントリー):日本洋酒界の巨人が遺した遺産


日本の洋酒文化を切り拓いてきたサントリーは、ブランデーにおいても数々の伝説的な製品を世に送り出してきました。 中でもおたからや戸塚店で高価買取の対象となるのが、以下の銘柄です。


1. サントリー インペリアル(SUNTORY IMPERIAL)


「帝国の」「皇帝の」という名を冠した、サントリーブランデーの最高峰の一つです。 特徴的なのは、日本のクリスタルガラスメーカーの最高峰である【カガミクリスタル】製のデキャンタボトルが採用されている点です。複雑なカットが施された重厚なボトルは、光を受けると宝石のように輝きます。 1980年代を中心にお歳暮やお祝いの品として広く流通しましたが、現在では生産終了しており、その希少性は年々高まっています。 特に、付属の「替え栓」が揃っている完品の状態であれば、コレクターからの評価は非常に高くなります。もちろん、箱がなくても、ラベルが多少剥がれていても、ボトル自体の価値が失われることはありません。


2. サントリー ザ・ブランデー(SUNTORY THE BRANDY)


インペリアルと並び称される、長期熟成原酒を使用した高級品です。 こちらもカガミクリスタル製のボトルを使用しているものや、有田焼や九谷焼などの【陶器ボトル】に入っている限定品が存在します。 陶器ボトルシリーズは、日本の伝統工芸と洋酒文化が融合した芸術品として、海外の方から特に人気があります。「ひょうたん型」や「獅子型」など、ユニークな形状のものがあれば、ぜひ一度査定にお持ちください。


3. サントリー XO デラックス(SUNTORY XO DELUXE)


比較的手に入りやすかった「XO」クラスですが、古い年代のもの(特級表記があるものなど)は、現行品とは異なる濃厚な味わいを持つとして人気があります。 特に「レディース・オープン記念」などの記念ボトルや、干支を模したボトルは、コレクションアイテムとして安定した需要があります。


NIKKA(ニッカ):北の大地で育まれたリンゴの酒


「日本のウイスキーの父」竹鶴政孝が創業したニッカウヰスキー。その原点が、実は【リンゴ】であったことをご存知でしょうか。 創業当初、ウイスキーが熟成して出荷できるようになるまでの間、ニッカ(当時は大日本果汁株式会社)は余市のリンゴを使ったジュースやゼリー、そして「アップルワイン」「アップルブランデー」を作って会社を支えていました。 そのため、ニッカのブランデー、特にアップルブランデーには、並々ならぬこだわりと歴史が詰まっています。


1. ニッカ 弘前(Hirosaki)


ニッカの工場がある青森県弘前市の名を冠したアップルブランデーです。 長期熟成された原酒のみを使用した最高級品で、生産本数が非常に限られています。市場に出回ることが滅多にない「幻のブランデー」の一つであり、もし未開栓でお持ちであれば、驚くような査定額をご提示できる可能性があります。


2. ニッカ アップルブランデー リタ(Rita)


竹鶴政孝の妻であり、ニッカの創業者を支え続けたリタ夫人の名を冠したボトルです。 30年以上の超長期熟成原酒を使用したものなどがあり、その芳醇で優しい香りは、本場ノルマンディーのカルヴァドスにも引けを取らないと評されています。


3. ニッカ XO 白ボトル


1980年代から90年代にかけて販売された、白いフロストガラスのボトルに入ったXOです。 一見すると普通のボトルに見えますが、この時代のニッカのブランデーは非常に質が高く、愛好家の間では「隠れた名酒」として知られています。


その他メーカーの知られざる名酒たち


サントリー、ニッカ以外にも、キリン(キリン・シーグラム)や、メルシャン(三楽オーシャン)、マンズワインなどが手掛けた古いブランデーにも、高値がつくものが存在します。 例えば、1964年の東京オリンピックを記念して作られたボトルや、大阪万博記念ボトルなどは、歴史資料としての価値も加わり、コレクターズアイテムとして取引されています。 「聞いたことがないメーカーだから」と諦めず、まずは私たちにお見せください。


査定額を最大化するために:プロが教える「高額買取」の極意


ここまで、世界各地そして日本の様々なブランデーについてご紹介してきました。 「よし、うちにもあるから売りに行こう!」とお考えの皆様へ、おたからや戸塚店の査定員が、お客様の大切なお品物を少しでも高く評価させていただくためのポイントを、包み隠さずお伝えいたします。


1. 「付属品」は最強の武器である


ブランデー、特に高級なクリスタルボトルや限定品において、本体と同じくらい重要なのが【付属品】です。

  • 【替え栓】:カガミクリスタルやバカラのボトルには、輸送用のコルク栓とは別に、飾り用のガラス栓が付属していることが多くあります。この替え栓があるかないかで、査定額が数万円単位で変わることも珍しくありません。箱の隅や、引き出しの奥に転がっていませんか? 必ず一緒にご持参ください。

  • 【箱・化粧箱】:外箱、内箱、木箱など。汚れていても、破れていても構いません。箱があることで、そのお酒が大切に扱われてきたことの証明になります。

  • 【冊子・ギャランティカード】:限定品に付属しているシリアルナンバー入りのカードや、商品説明の冊子も重要な評価対象です。

もちろん、付属品がすべて揃っていなくてもお買取りは可能です。しかし、もし探せば出てくる可能性があるのなら、家探しをしてでも見つける価値は十分にあります。


2. 「汚れ」や「劣化」を恐れないでください


長年保管していれば、ボトルが汚れるのは当たり前です。 多くのお客様が「汚くて申し訳ない」と仰りながら、タオルでゴシゴシと拭いてからお持ち込みになります。 しかし、ここで注意が必要です。古いラベルは非常に脆くなっており、水拭きをした瞬間にボロボロと剥がれ落ちてしまうことがあります。

私たちプロにとって、ボトルの埃やラベルのシミは、決してマイナス評価だけの要素ではありません。 それらは、そのお酒が長い年月を経て、今ここにあるという【本物の証(エイジングの証明)】なのです。 ピカピカの新品同様であるに越したことはありませんが、歴史を感じさせる風格ある佇まいもまた、オールドボトルの魅力の一つです。 埃を被ったままでも全く問題ありません。無理に綺麗にしようとせず、そのままの状態でお持ちください。私たちが丁寧に拝見いたします。


3. 「液面低下」は天使の分け前


未開栓のボトルであっても、長い年月の間にコルクの隙間からアルコールと水分がわずかに蒸発し、中身の量が減ってしまうことがあります。これを専門用語で「天使の分け前(エンジェルズ・シェア)」と呼びます。 液面が下がっているからといって、買取ができないわけではありません。 もちろん、極端に減ってしまっている場合は査定額に影響しますが、ある程度の減少であれば、経年変化として許容される範囲内です。 「半分くらい減っているかも?」と思っても、自己判断で捨ててしまわず、まずはご相談ください。希少な銘柄であれば、残量に応じた価値をしっかりと算出いたします。


4. 複数本まとめての査定がお得


おたからや戸塚店では、1本からでも喜んで査定させていただきますが、もし複数本の洋酒をお持ちであれば、まとめてお持ち込みいただくことを強くお勧めします。 「コニャックとウイスキー」「ブランデーとワイン」など、組み合わせは自由です。 まとめて査定させていただくことで、私たちも業務効率が上がり、その分を査定額に上乗せして還元(プラス査定)しやすくなります。 重たくて運ぶのが大変な場合は、出張買取も行っておりますので、お気軽にお申し付けください。


おたからや戸塚店での買取の流れ


最後に、実際におたからや戸塚店をご利用いただく際の流れをご案内します。初めての方でも安心してご利用いただけるよう、シンプルで分かりやすい手順となっております。


ステップ1:ご来店・お問い合わせ


予約は不要です。お買い物のついでや、お散歩の途中など、お客様のご都合の良い時間にお気軽にお立ち寄りください。 お品数が多い場合や、事前に大体の金額を知りたい場合は、お電話でのお問い合わせも大歓迎です。 戸塚駅周辺にお住まいの方はもちろん、横浜市内全域からのご来店を心よりお待ちしております。


ステップ2:プロによる査定


経験豊富な査定スタッフが、お客様の目の前でお品物を一点一点丁寧に査定いたします。 手袋を着用し、ボトルを大切に扱いながら、銘柄、年代、状態、市場相場などを総合的に判断します。 その際、「いつ頃入手されたものか」「どのような経緯で保管されていたか」など、お品物にまつわるエピソードもぜひお聞かせください。思い出話もまた、査定の時間を彩る大切な要素です。


ステップ3:金額のご提示と説明


査定が終わりましたら、その場で買取金額をご提示いたします。 なぜその金額になったのか、今の市場でどのような価値があるのか、理由を明確にご説明させていただきます。 お客様が納得されないまま、強引に買取を進めることは絶対にありません。金額にご満足いただけない場合は、そのままお持ち帰りいただいても一切費用はかかりませんのでご安心ください。


ステップ4:成約・現金でのお支払い


提示金額にご納得いただけましたら、買取成立となります。 その場で現金にてお支払いいたします。(※高額の場合など、振込対応となる場合もございますが、基本は即現金化です) 身分証明書(運転免許証、保険証など)のご提示が必要となりますので、ご来店の際は忘れずにお持ちください。


思い出のお酒を、次の世代へ


コニャックをはじめとする世界のブランデー、そして日本の名酒について解説してまいりました。 長い間、言葉を尽くして語ってきましたが、私たちが最もお伝えしたいことは一つです。

それは、「あなたにとって不要になったお酒が、世界のどこかで誰かの宝物になる」ということです。

サイドボードの中で静かに眠っていた琥珀色の液体は、単なる飲み物ではありません。それは昭和という時代を駆け抜けた人々の思い出であり、職人たちが情熱を注いだ芸術作品であり、そして長い時間を耐え抜いてきた歴史の証人です。

蓋を開けて流しに捨ててしまえば、それはただの排水となって消えてしまいます。 しかし、おたからや戸塚店にお持ちいただければ、それは価値ある資産として蘇り、再び世界のどこかで、誰かの特別な夜を彩る一杯となるのです。

「こんな古いお酒、売れるのかしら?」 その疑問が浮かんだ時が、そのボトルの第二の人生の始まりです。

戸塚の皆様、そして横浜の皆様。 お酒の価値がわからない、重くて運べない、遺品整理で困っている。 どのようなお悩みでも構いません。まずはおたからや戸塚店にご相談ください。 私たちスタッフ一同、お客様の大切なお品物と、そこに込められた想いに真摯に向き合い、誠心誠意の査定をさせていただきます。

皆様のご来店を、心よりお待ち申し上げております。


【店舗情報】

おたからや 戸塚店

電話番号: 0120-168-087

住所: 神奈川県横浜市戸塚区4088神保ビル4F

営業時間: 10:00~18:00

定休日: 土曜日

免責事項

  • 本記事に掲載されている買取価格や相場情報は、執筆時点での市場動向に基づく目安であり、実際の買取価格を保証するものではありません。

  • お品物の状態(液面低下、付属品の有無、汚れ等)、製造年代、および査定当日の市場相場により、買取価格は変動いたします。

  • 詳細な査定額につきましては、おたからや戸塚店の店頭にて、現物を拝見した上でご提示させていただきます。

こちらこちらこちらをクリックして応援していただけると励みになります。

bottom of page