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スペイサイドの異端児「モートラック」の2.81回蒸留とは?戸塚で「ダフタウンの野獣」が高評価される技術的理由|おたからや 戸塚店

  • 執筆者の写真: おたからや戸塚店スタッフ2号
    おたからや戸塚店スタッフ2号
  • 2025年12月16日
  • 読了時間: 5分

「華やかでフルーティー」 これが一般的なスコッチウイスキーの聖地、スペイサイド地方のイメージです。マッカランやグレンフィディックなどがその代表格でしょう。 しかし、そのスペイサイドのダフタウン(Dufftown)という地区に、「ダフタウンの野獣(The Beast of Dufftown)」という異名を持つ、強烈な個性を持ったウイスキーが存在します。

その名は、「Mortlach(モートラック)」

スペイサイド

横浜市戸塚区にお住まいの皆様、こんにちは。戸塚駅西口から徒歩5分の買取専門店 おたからや 戸塚店です。 2025年12月現在、ウイスキー市場では「個性の強いシングルモルト」への回帰が進んでおり、モートラックの買取相場が非常に底堅く推移しています。

なぜ、このウイスキーは「野獣」と呼ばれるのか?そして、ラベルや解説書に書かれている「2.81回蒸留」という謎の数字は何を意味するのか? 今回は、その特異な製造プロセスと、それが高額査定に直結する技術的な理由について、プロの視点から深掘りして解説いたします。

第1章:スペイサイドの異端児「ダフタウンの野獣」

通常、スペイサイドのウイスキーは軽やかで飲みやすいものが好まれます。 しかし、モートラックは真逆です。 「ミーティー(Meaty:肉のような)」と表現される、圧倒的に濃厚で、オイリーで、骨太な味わいが特徴です。 まるで噛みしめるような旨味と、微かな硫黄(サルファリー)のニュアンス。この野性味あふれる風味が、繊細なスペイサイドモルトの中で異彩を放ち、「ダフタウンの野獣」と呼ばれる所以となりました。

この唯一無二の味わいは、長年ジョニーウォーカーなどの高級ブレンデッドウイスキーに「力強さ(バックボーン)」を与えるキーモルトとして重宝されてきました。 ブレンダーの間では**「モートラックがなければ、トップクラスのブレンデッドウイスキーは作れない」**と言われるほど、替えの利かない存在なのです。


第2章:世界で唯一の複雑怪奇なシステム「2.81回蒸留」


モートラックの味わいを決定づけているのが、「2.81回蒸留」という、世界中の蒸留所を見渡してもここだけでしか行われていない特殊な製造方法です。

通常の蒸留との違い

  • 2回蒸留: スコッチの基本。1回目の蒸留液を全て2回目の蒸留器に入れる。

  • 3回蒸留: アイリッシュや一部のスコッチ(オーヘントッシャンなど)。3回繰り返してクリアな味にする。

2.81回蒸留の仕組み

モートラックには形状の異なる6つの蒸留器(スチル)があります。これらを複雑に使い分けます。 簡単に言うと、1回目の蒸留液を3つのルートに分割し、あるものは2回蒸留し、あるものは3回蒸留し、あるものはさらに循環させ…というパズルような工程を経ます。 その結果、論理的に計算すると**「2.81回蒸留したことになる」**というわけです。

「ウィー・ウィッチー(小さな魔女)」の魔法

この工程で最も重要なのが、1番小さな再留釜**「Wee Witchie(ウィー・ウィッチー/小さな魔女)」**の存在です。 この小さな釜で蒸留された原酒は、銅との接触面積などの関係で、独特の重厚感と硫黄感(ミーティーな要素)を生み出します。 この「魔女」を通った原酒を、他のクリアな原酒と絶妙にブレンドすることで、あの複雑で力強い「野獣」が誕生するのです。


第3章:なぜ「2.81回」が高額査定に繋がるのか?


「製法が細かいから高い」という単純な話ではありません。買取店が高く評価する技術的な理由は以下の3点です。


1. 生産効率の悪さと希少性

2.81回蒸留は、非常に手間がかかり、生産効率が悪い方法です。 大量生産に向かないため、流通量が限られます。特に古い年代のボトル(ビンテージ品)は、その希少性からコレクターズアイテムとして高値がつきます。

2. 「替えが利かない」独占的価値

他の蒸留所が真似できない(設備とノウハウが特殊すぎる)ため、モートラックの味はモートラックでしか出せません。 代替品が存在しないということは、市場価値が下がりにくいことを意味します。

3. 長期熟成への耐性

「野獣」のような力強い原酒は、樽の強い個性にも負けません。 そのため、20年、30年とシェリー樽で長期熟成させても、樽の味に支配されず、むしろ相乗効果で極上の味わいに進化します。 ご自宅に眠っている「古いマッカラン」が高価なのは有名ですが、実は「古いモートラック」も、玄人筋からの需要が凄まじく、驚くような高値になるケースが多いのです。


第4章:戸塚で高く売れるモートラックの種類


もし、以下のようなボトルをお持ちでしたら、ぜひ当店へお持ちください。


  • 花と動物シリーズ(Flora & Fauna) 16年: ラベルに鳥(ダフタウンの象徴)が描かれたボトル。終売しており、価格が高騰しています。

  • ゴードン&マクファイル(G&M)等のボトラーズ: 「蒸留所ラベル」と呼ばれる、レトロなラベルのもの。特に1980年代以前の蒸留品は「高額ヴィンテージ」です。

  • レアモルトセレクション: カスクストレングスの限定品。数十万円単位の買取になることもあります。

  • オフィシャルボトル(現行品): 「12年」「16年」「20年」など。重厚な瓶に入った現行品も人気があります。

まとめ:その「重たいウイスキー」は、財布も重くする

「もらったけど、味が濃すぎて飲めなかった」 そんな理由で、サイドボードの奥に追いやられているモートラックはありませんか?

その「飲みにくさ」こそが、世界中の愛好家が探し求めている「野獣」の証です。 複雑怪奇な2.81回蒸留が生み出した奇跡の液体を、おたからや 戸塚店ではその技術的価値まで含めて、適正に査定させていただきます。

皆様のご来店を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。


買取専門店 おたからや 戸塚店


  • 住所: 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町4088 神保ビル 4階

  • 電話番号: 045-392-7793 (お問い合わせ時間: 10:00~18:00)

  • 営業時間: 10:00~18:00 (定休日:土曜日)

  • ウェブサイト: https://totsuka.original-otakaraya.net/

  • アクセス: JR戸塚駅西口より徒歩5分

  • 買取方法: 店頭買取 / 出張買取 / 宅配買取


査定のご依頼、ご不明な点など、お気軽にお電話またはウェブサイトからお問い合わせください。「おたからや 戸塚店」の専門スタッフが丁寧に対応いたします。


本記事に関するご注意


  • 本記事に記載されている内容は、一般的なウイスキーの製造工程や市場評価について解説したものです。

  • 実際の買取価格は、査定時点での最新の市場相場、ボトルの状態(液面、ラベル、付属品)により決定されます。

  • 未開栓のお酒に限ります。

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