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【真珠の色の秘密】ピンク/ゴールド/ブラック…何で決まる?価値を左右する人気トレンドと買取の極意

  • 執筆者の写真: おたからや戸塚店スタッフ2号
    おたからや戸塚店スタッフ2号
  • 2025年6月17日
  • 読了時間: 13分

「妻に贈ったアコヤ真珠のネックレス、あの柔らかなピンク色は本当に綺麗だったな」 「黒蝶真珠、神秘的な輝きが印象的だったが、価値はどうなんだろう?」


パール

真珠と聞いてどのような色を思い浮かべますか? 定番の清楚なホワイト、優美なピンク、華やかなゴールド、シックなブラック…真珠はその多彩な色彩で、古くから世界中の人々を魅了し、特別な場面を彩ってきました。しかし、これらの美しい色は一体何によって決まるのか、そしてその色が真珠の価値や人気にどのように影響するのか、ご存知でしょうか。

こんにちは!買取専門店のおたからや 戸塚店です。私たちは日々、様々な真珠のジュエリーに触れ、その一粒一粒が持つ色の奥深さと価値に驚かされることがあります。

この記事では、真珠の色が決まるメカニズムから、様々な色の真珠の種類とそれぞれの魅力、そして現在の人気トレンドや、色が買取価格にどう影響するのかという実用的な情報まで、専門店の視点から詳しく解説してまいります。お手持ちの真珠の価値を再認識し、新たな魅力を発見するきっかけとなれば幸いです。


真珠の「色」は何で決まる?その神秘を生み出す3つの大きな要因


真珠の美しい色は、単一の要素ではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合って生まれます。主な要因は以下の3つです。


① 母貝の種類(これが色の方向性を決定づける最大の要因!)

真珠の色は、その真珠を育んだ母貝の種類によって大きく左右されます。母貝が持つ色素や、真珠層を形成する成分の違いが、真珠の基本的な色合い(ボディカラー)を決定づけるのです。

  • アコヤ貝 (Akoya Pearl Oyster): 主に日本の宇和島、伊勢志摩、長崎などで養殖されるアコヤ真珠の母貝です。生み出される真珠の色は、ピンク系、ホワイト系、クリーム系、シルバー系、僅かにブルーやグリーンがかったものなど、繊細な色合いが特徴です。特に、ほんのりピンク色を帯びたホワイト系は「花珠」にも見られる最上級の色として人気があります。

  • 白蝶貝 (White-lipped Pearl Oyster): オーストラリア、インドネシア、フィリピンなどの暖かい海域に生息する大型の貝で、南洋真珠(白蝶真珠)の母貝となります。貝殻の内側の縁の色によって、シルバーリップ種からはホワイト系やシルバー系の真珠が、**ゴールドリップ種からは華やかなゴールド系の真珠(ゴールデンパール)**が生まれます。真珠のサイズが大きく、ボリューム感があるのも特徴です。

  • 黒蝶貝 (Black-lipped Pearl Oyster): 主にタヒチの美しいラグーンで養殖される南洋真珠(黒蝶真珠)の母貝です。その名の通り、ブラック系の真珠を生み出しますが、実際には単なる黒ではなく、グリーン、レッド、ブルー、グレー、ブラウンなどの多彩な干渉色が複雑に混ざり合い、神秘的な輝きを放ちます。特に、孔雀の羽のような緑に赤みがかった干渉色を持つものは「ピーコックグリーン」と呼ばれ、最高級品とされます。

  • 淡水真珠貝 (Freshwater Mussels): 主に中国の湖や川で養殖される淡水真珠の母貝。アコヤ貝などとは異なり、イケチョウガイやカラスガイといった種類の二枚貝が使われます。最大の特徴は、色のバリエーションが非常に豊富なこと。ホワイト、ピンク、オレンジ、パープル(ラベンダー)、さらにはメタリックな輝きを持つものなど、多彩な天然色が楽しめます。

  • マベ貝 (Mabe Pearl Oyster): 熱帯・亜熱帯海域に生息し、半球形の真珠(マベパール)を産出します。独特の強い虹色の輝きが特徴です。

  • (参考)真珠層を持たない真珠: コンクパール(ピンクガイ)やメロパール(ハルカゼヤシガイ)といった非常に希少な天然真珠の色は、これらの貝の貝殻に含まれる色素に由来し、真珠層による発色ではありません。

② 真珠層に含まれる有機物の種類と量(タンパク質など)

母貝が真珠層を形成する際に分泌するタンパク質(コンキオリン)には、微量の色素が含まれています。この色素の種類や量が、真珠の地色(ボディカラー)に影響を与えます。例えば、アコヤ真珠のピンク色は、この有機物に含まれる赤色系の色素が影響していると言われています。

③ 真珠層の構造と光の干渉(テリ・干渉色)

真珠の美しさを決定づける最も重要な要素の一つが「テリ(光沢)」と「干渉色(オリエント効果)」です。真珠層は、炭酸カルシウムの微細な結晶(アラゴナイト結晶)が、コンキオリンというタンパク質を接着剤としてレンガのように規則正しく積み重なった構造をしています。 この真珠層の厚さ、結晶の均一性、透明度、そして表面の滑らかさによって、光が真珠層内部で反射・屈折・干渉を起こし、表面に美しい虹色の輝き(干渉色)が現れます。これが「テリが良い」と言われる状態で、真珠のボディカラーに重なって見えることで、色合いに深みと複雑さを与え、真珠全体の美しさを際立たせるのです。例えば、ホワイト系の真珠でも、ピンクやグリーンの干渉色が強く現れるものは評価が高くなります。

(補足)人の手が加わる「処理」について

市場に出回っている真珠の中には、その美しさを最大限に引き出すため、あるいは色を調整するために、人の手による「処理」が施されているものもあります。

  • 調色(ちょうしょく): アコヤ真珠では、真珠本来の美しさを引き立てるために、ごく薄いピンク色の染料を浸透させる「調色処理(ピンク揚げとも呼ばれる)」が一般的に行われています。これは業界で認められている範囲の処理です。

  • 染色(せんしょく): より濃い色を出したり、全く異なる色に変えたりするために、染料を用いて色を付ける処理です。例えば、淡水真珠を黒く染めて黒蝶真珠のように見せかけたり、価値の低い真珠の色を濃くしたりする場合があります。

  • その他、光沢を改善するためのワックス処理や、漂白処理などもあります。


これらの処理の有無は、真珠の価値に影響します。特に、**「無調色(ナチュラルカラー)」**と呼ばれる、全く処理を施していない天然の色合いを持つ真珠は、その希少性から高く評価される傾向にあります。お手持ちの真珠に鑑別書があれば、「天然色」か「処理」かの記載を確認してみましょう。


色の種類別!代表的な真珠とその魅力あふれる個性


それでは、具体的にどのような色の真珠があり、それぞれどんな魅力を持っているのでしょうか。


  • ホワイト系真珠 - 純粋さと気品

    • アコヤ真珠: 日本の代表的な真珠。上品な光沢と、ほんのりピンクやグリーンの干渉色を帯びたホワイトは、冠婚葬祭のフォーマルな場から日常のおしゃれまで幅広く活躍します。特に「花珠」と呼ばれる最高品質のものは、テリが強く、美しい干渉色が見られます。

    • 南洋白蝶真珠: オーストラリアやインドネシアなどで産出。10mmを超える大粒のものが多く、存在感があります。シルクのようになめらかで深みのある光沢が特徴で、純白からシルバーがかったホワイトまで、クールで洗練された印象を与えます。

  • ピンク系真珠 - 優しさと華やかさ

    • アコヤ真珠: 日本人の肌色によく馴染み、優しくフェミニンな印象を与えるため、非常に人気が高い色です。天然の美しいピンク色は産出量が少なく希少価値があります。一般的に流通しているピンク系のアコヤ真珠の多くは、前述の調色処理が施されています。

    • 淡水真珠: 天然で様々な色合いのピンク(サーモンピンク、ローズピンク、ピーチピンクなど)が産出されます。アコヤ真珠とはまた異なる、温かみのあるピンクが魅力です。

  • ゴールド系真珠(ゴールデンパール) - 豪華さと富の象徴

    • 南洋白蝶真珠(ゴールドリップ種): フィリピンやインドネシア、ミャンマーなどで産出される、文字通り黄金色の真珠。その華やかでゴージャスな輝きは、他の真珠にはない圧倒的な存在感を放ちます。色の濃さ(シャンパンゴールドから深みのあるリッチゴールドまで)やテリの強さによって価値が大きく変わります。

  • ブラック系真珠(黒蝶真珠) - 神秘と知性

    • 南洋黒蝶真珠: タヒチが主な産地。黒を基調としながらも、孔雀の羽を思わせる「ピーコックグリーン」(緑に赤みがかった干渉色)、深みのあるグリーン、ミステリアスなブルー、シックなグレー、温かみのあるブラウンなど、実に多彩な色合いと干渉色を見せてくれます。その神秘的で知的な輝きは、大人の女性の魅力を引き立てます。

  • ブルー・グレー系真珠 - クールさと希少性

    • アコヤ真珠(ナチュラルブルー/グレー): 天然のブルーやグレーのアコヤ真珠は、真珠層内部の有機的な要因によって偶然生まれる色で、産出量が非常に少なく希少です。独特の深みとクールな輝きを持ち、個性的なジュエリーとして人気があります。「コバルト」と呼ばれる放射線照射処理によってブルーに改変されたものとは区別されます。

    • 南洋白蝶真珠/黒蝶真珠: こちらにも、ブルーがかったシルバーや、深みのあるグレー系の色合いが見られ、シックでモダンな印象を与えます。

  • その他(パープル、オレンジ、グリーンなど)

    • 淡水真珠: ラベンダー(パープル系)やオレンジ系、時にはグリーンがかったものなど、他の種類の真珠には見られないユニークな天然色が産出されるのが魅力です。メタリックな光沢を持つものも近年注目されています。


真珠の色の人気トレンドと価値への影響力


真珠の色は、その時代の流行や文化、地域によって好みが変わることがあります。そして、その人気は当然、真珠の価値(買取価格)にも影響します。


  • 不動の定番人気色:

    • アコヤ真珠のピンク系ホワイト: 日本国内においては、冠婚葬祭にも使える上品さと肌なじみの良さから、時代を超えて根強い人気を誇ります。特に、テリが強く、ほんのりとしたピンクの干渉色が美しいものは常に高評価です。

    • 上質なテリを持つホワイト系全般: クリアで深みのある輝きを持つホワイト系の真珠は、どんなシーンにもマッチするため、安定した需要があります。

  • 近年の注目トレンド:

    • ゴールデンパール(南洋白蝶真珠ゴールド): その華やかさと希少性から、特にアジア市場(中国、インドなど)を中心に人気が急上昇しています。資産価値としても注目され、高品質なものは高値で取引されています。

    • ナチュラルカラー(無調色)志向の高まり: 人為的な色の処理を施していない、真珠が持つ本来の自然な色合いを重視する傾向が強まっています。特にアコヤ真珠の「無調色ナチュラルホワイト」や、希少な「ナチュラルブルー/グレー」は、その素朴な美しさと希少性から高く評価されます。

    • 黒蝶真珠のピーコックグリーン: 黒蝶真珠の中でも、深みのある緑色に赤系の干渉色が美しく現れる「ピーコックグリーン」は、その複雑で妖艶な輝きから特に人気が高く、高値がつきやすい傾向にあります。

    • 個性的な色合いへの関心: 淡水真珠に見られるメタリックな輝きを持つものや、ユニークなラベンダーカラー、オレンジカラーなども、ファッション性の高いジュエリーとして注目されるようになってきました。

  • 色が買取価格にどう影響するのか? 真珠の色が買取価格に与える影響は、以下の要素で決まります。

    1. 希少性: 天然でその色が産出される確率が低いほど、価値は高まります(例:アコヤ真珠の天然の濃いピンク、天然ブルー/グレー、南洋白蝶真珠の濃いゴールドなど)。

    2. 美しさ・テリの強さ: ボディカラーそのものの美しさに加え、干渉色の鮮やかさ、そして真珠表面の光沢(テリ)の強さが非常に重要です。色が良くてもテリが弱ければ評価は下がります。

    3. 色の均一性: ネックレスなど複数の真珠を使用する場合、全体の色の調和(色ムラがないこと)が重要です。一粒でも、色にムラがないものが好まれます。

    4. 市場の需要(人気度): やはり、その時点で人気のある色は高値がつきやすい傾向にあります。

    5. 処理の有無と種類: 「無調色」の天然色は基本的に高評価です。業界で認められている範囲の調色であれば大きなマイナスにはなりませんが、価値の低い真珠の色を濃く見せるための過度な染色は、大幅なマイナス評価、あるいは買取不可となることもあります。

    6. 真珠の種類による評価基準: アコヤ真珠ではピンク系ホワイト、南洋白蝶真珠ではピュアホワイトや濃いゴールド、黒蝶真珠ではピーコックグリーンといったように、それぞれの種類で特に評価の高い「理想の色」が存在します。


これらの要素を総合的に判断し、専門家が真珠の色の価値を見極めます。


お手持ちの真珠の色と価値、正しく見極めるには?


ご自宅にある真珠の色や価値が気になった場合、以下の点をチェックしてみてください。ただし、正確な判断は専門家でなければ難しいことを念頭に置いてください。


  1. ① まずは真珠の種類を特定: ネックレスの留め具の刻印(アコヤなら「SILVER」「K14WG」など、南洋なら「K18WG」が多い)、粒の大きさ、色味などから、アコヤ真珠か、南洋白蝶真珠か、黒蝶真珠か、淡水真珠か、おおよその見当をつけましょう。

  2. ② 色の観察: 自然光(直射日光は避ける)の下で、真珠のボディカラー(地色)と、表面に浮かぶ干渉色をよく観察します。白い紙の上などに置くと分かりやすいです。

  3. ③ テリ(輝き)の確認: 真珠の表面に自分の顔や周りの景色がどれだけシャープに映り込むかを確認します。鮮明に映るほどテリが良いと言えます。ぼやけていたり、光沢が鈍かったりする場合はテリが弱い可能性があります。

  4. ④ 色ムラやキズの有無: 全体の色合いが均一か、目立つキズやエクボ(くぼみ)がないかなどを確認します。

  5. ⑤ 鑑別書の確認: もし購入時に鑑別書が付いていれば、そこに「真珠の種類」「天然色か処理か」「テリの評価」などが記載されている場合がありますので、必ず確認しましょう。

しかし、これらはあくまで目安です。特に色の微妙なニュアンスや、処理の有無、そしてそれが現在の市場でどの程度の価値を持つのかを正確に判断するには、やはり専門家の目が必要です。


真珠の色の奥深さ、その価値をおたからや 戸塚店が的確に鑑定します


「この真珠の色、本当に天然なのかな?」 「ピンクだけど、どれくらいの価値があるんだろう?」

お手持ちの真珠の色や価値について、ご不明な点やご不安な点がございましたら、ぜひ一度、買取専門店のおたからや 戸塚店にご相談ください。


  • 真珠全般への深い専門知識: 私たちは、アコヤ真珠、南洋白蝶真珠(ホワイト・ゴールド)、南洋黒蝶真珠、淡水真珠など、あらゆる種類の真珠の色、品質、処理の有無、そして最新の市場トレンドに至るまで、深い専門知識と豊富な買取実績を有しております。

  • 色の価値を正確に評価: ピンク、ゴールド、ブラック、ホワイト、ブルー…それぞれの真珠が持つ色の美しさ、希少性、そしてテリの強さを総合的に評価し、その真珠が持つ本来の価値を的確に見抜きます。無調色かどうかの判断も重要視します。

  • 鑑別書がない場合も安心: 鑑別書がないお品物でも、当店の専門査定士が丁寧に拝見いたします。必要に応じて、信頼できる提携の宝石鑑別機関での鑑別代行(※費用が発生する場合があります)も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

  • ご納得いただける査定と説明: なぜその査定額になるのかを、お客様に分かりやすく丁寧にご説明し、ご納得いただいた上でのお取引を何よりも大切にしております。

  • 便利な買取システムと安心のサービス: 店頭査定はもちろん、出張査定、宅配査定も承っております。査定は無料、秘密厳守ですので、安心してご利用いただけます。


まとめ:その一粒が放つ色の物語。真珠の本当の価値、知りたくありませんか?


真珠の色は、母貝の種類という自然の摂理と、真珠層が織りなす光の奇跡によって生まれる、まさに神秘の賜物です。定番のホワイトやピンクから、華やかなゴールド、シックなブラック、そして希少なナチュラルブルーまで、その多彩な色合いは、私たちを魅了し続けてやみません。

そして、その色は、真珠の価値を決定づける非常に重要な要素です。人気のあるトレンドカラー、天然ならではの希少な色、そして何よりも真珠そのものが持つテリ(輝き)との調和が、その一粒の価値を大きく左右します。

ご自宅の宝石箱に眠っている真珠のジュエリーはありませんか? その色に込められた物語と、現在の本当の価値を、ぜひ一度確かめてみませんか? 「ただの古い真珠だと思っていた」ものが、実は驚くような輝きと価値を秘めているかもしれません。


私たちおたからや 戸塚店が、専門家の目で、あなたの大切な真珠の価値を最大限に引き出すお手伝いをさせていただきます。

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